優れたデザインは、有害な使用エラーを軽減しながら、最高のユーザーエクスペリエンスを生み出す
医療技術や消費者向け技術を問わず、ユーザーより質の高いデザインを求める傾向はますます強まっています。規制当局もまた、ユーザーが製品を安全に、効果的に使用できることを機器製造業者に求めています。デザインとヒューマンファクタのベストプラクティスは、製品の種類を問わず適用することが可能です。直感的で快適なユーザーエクスペリエンスを提供する製品を開発し、規制当局や商業上の必要事項を満たします。
Emergo by ULのデザインアプローチでは、徹底的なユーザーリサーチを用いてデザインの要求事項を明らかにし、デザインをコンセプト化し、洗練させて機能面と見た目の目標バランスを調整します。より安全、効果的で魅力的なデザインソリューションを提供します。
すべてのタッチポイントとエクスペリエンスのためのデザインサービス
ヘルスケア従事者、技術者、患者、その他一般の人々などのさまざまな機器ユーザーが、インターフェースを用いて製品を使用します。ユーザーインターフェースには、物理的タッチポイントもデジタルタッチポイントも存在し、例えば、ディスプレイ、コントロール、ラベリングなどと多種多様です。製品やシステムはMRIスキャナーなどの大型のものから血糖値測定器などの小型のもの、そして付属アプリなど多岐にわたります。システムの種類や大きさに関わらず、デザインが悪いユーザーインターフェースは、害を伴う潜在的な使用エラーの根本原因、低いユーザーエクスペリエンス、そしてネガティブな印象になる可能性があります。
Emergo by ULのデザインサービス
- デザインリサーチ
- エキスパートによる評価・試験
- ソフトウエアユーザーインターフェースデザイン
- 取扱説明書デザイン
- インダストリアルデザイン
- パッケージデザイン
デザインリサーチ
デザインプロセスの中でユーザーリサーチを実施し、真のユーザーニーズを突き止めてデザインに関する有用なインプットを獲得します。基礎をなすさまざまなユーザーリサーチとツールを駆使して、製品の設計開発チームにパワフルなインサイトをもたらします。
エキスパートによる評価・試験
Emergo by ULのコンサルタントは、機器やユーザーインターフェースを評価するためのヒューマンファクタの原則、デザインガイドライン、関連ガイダンスや標準に精通しており、デザイン改良の機会を提供します。
ソフトウエアユーザーインターフェース
事業者のチームと共に、革新的なソフトウエアインターフェースを開発します。モバイルアプリや医療機器プログラム(SaMD)なども対象とし、極めて課題の多い、またはハイリスクの使用シナリオが考えられるさまざまな環境で、広範囲のユーザーを想定してデザインします。製品プラットフォーム向けのデザインを最適化することで、機器のインターフェース、モバイルアプリ、複数の機器でアクセスするSaMDにも埋め込みを可能にします。
デバイス埋め込みGUI
事業者のエンジニアリングチームと協業し、機器上でのサイズや位置を最適化したグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を開発します。極めて課題の多い、またはハイリスクの使用シナリオが考えられるさまざまな環境で、広範囲のユーザーを想定してデザインします。例として手術室で使用する輸液ポンプなどが挙げられます。
モバイルアプリ
小型のハンドヘルド機器やタブレット向けに最適化したインターフェースデザインを提供します。これらの機器の多くは、別の機器を補足またはコントロールするためのものです。適切なデザイン戦略を開発し、必須でない機能は最小限にし、モバイル機器ユーザーが慣れている動作で直感的に操作できるようにします。
医療機器としてのソフトウェア(SaMD)
物理的な機器がなくても医療機器とみなされるソフトウエアにおいて、ユーザーが使いやすいデザインの開発戦略を立てます。このようなソフトウエアはさまざまなプラットフォーム上に存在することが可能で、複数のユーザーが同時に使用できます。
ウェブベース/デスクトップソフトウエア
ソフトウエアのデザインによっては、キーパッドやマウスで操作するのが最適な場合もあります。コンテンツ、患者データベース、画像分析、治療トラッキングなどの管理システムがこれにあたります。このタイプのインターフェースを、情報の階層構造をよく整理し、画面上の表示エリアをはっきりと区画し、ダイナミックな情報やグラフィックスを活用して(例:ダッシュボード)最適化します。
デプスインタビュー(深層面接)
1対1の個人面談(対面またはリモート)で、個人のニーズや嗜好を掘り下げて調査します。
グループインタビュー
グループディスカッション、またはフォーカスグループインタビューとも呼ばれるこの手法は、観察や深層面接を補足するのに有用です。多くの意見を迅速に集め、特定のトピックに対して集団の意見の一致を得るためにこの手法を使います。例えば、製品設計の属性や二者択一の選択をする場合に用いられます。
インダストリアルデザイン
Emergo by ULは、ハードウエアのユーザーインターフェース(インダストリアルデザイン)ソリューションを開発しています。主体の行動や特性に人体測定学や人間工学を適用し、使い心地の良い仕様にして、ユーザーとのインタラクションをより安全にします。全体のインダストリアルデザイン開発からデザイン関連の特定課題の解決支援まで、幅広いサポートを提供します。
コンセプト開発
クリエイティブで革新的なコンセプトを多岐にわたって開発します。想定ユーザーと製品の物理的タッチポイントでのインタラクションを、人間工学、美観、仕様等の観点から考察し、完全なユーザーエクスペリエンスを実現します。
フル製品設計
製品設計の工程を計画し、実施します。初期リサーチの結果やユーザーのニーズを製品設計のコンセプトに取り入れ、デザインを反復改良し、最良、最適なデザインを作りあげます。
機器ラベル
ユーザーが機器の主要コンポーネントを識別しやすくする機器ラベルや、指示や重要な安全情報を伝えるためのラベリングを開発します。美観や視覚的なアピールを損なわないラベリングを作成します。
取扱説明書とトレーニング資料
理解しやすく、安全で効果的な使用を促す取扱説明書を、様々な製品タイプ(複雑なシステムやコンビネーション製品を含む)、ユーザーグループ、フォーマットで作成します。トレーニング資料やプログラムも、トレーナー向け、保守技術者向け、ヘルスケア従事者向け、一般向けなどご要望に合わせて作成します。
取扱説明書
コンビネーション製品に添付される1枚の紙を折りたたんだものから、複雑な医療機器の100ページを超えるマニュアルまで完全な取扱説明書を作成します。
クイックリファレンスガイド
頻繁に行うタスクや、迅速に解決しないとリスクや害につながるおそれある問題のトラブルシューティングなどに、正しい手順をサポートする補足的なガイドを作成します。
動的な指示的コンテンツ
操作ステップにおいて特定のコンポーネントや機能を動的な指示的コンテンツで詳しく説明します。インストラクションモジュールを埋め込むか、ウェブベースで作成します。多くのソフトウエアではインターフェースに動的な指示的コンテンツを組み込み、操作ステップの解説やトラブルシューティングのヒントを表示してユーザーに役立つヘルプコンテンツを提供しています。
パッケージデザイン
シンプルで取り扱いが簡単なパッケージングソリューションを開発します。開封や製品の取り出しがしやすく、関連コンポーネントが機能的にまとめられ、安全な取り扱いができるパッケージングを提供し、初回から直感的に使えるデザインを開発します。
Emergo by ULのデザインアプローチ
シンプルなステップを繰り返し、最適化の反復であらゆる観点から検証することで、デザインは成功します。
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