コンセプト探索

製品開発を開始する前段階を、フェーズ0、ニーズ調査フェーズ、ファジーフロントエンドなどと呼ぶことがあります。弊社では、この開発前段階のアクションについて、お客様が製品開発の機会を見出し、新製品開発の正しい方向性を確立するために最適な段階であると考えています。

Emergo by ULは、お客様が製品開発の道筋を立てるお手伝いを致します。例えば、「革新的なソリューションによりユーザエクスペリエンス向上の可能性を探りたい」「プロジェクトの優先順位を決めるため、もしくは事業のステークホールダーと連携して共通のビジョンを持つためなど、確固とした戦略が必要」「市場で次にくるトレンドを知るためや、トレンドを自ら作り出すための調査を行いたい」などーどのようなケースであれ、価値や機会を生み出す場(対応されていないユーザニーズ、十分なサービスが存在しない市場、新興トレンド等)を理解することが成功のカギとなります。

そのため、何かを創造し始める前に、何を創造するべきかを入念に研究することをお勧めしています。弊社は、この作業の基盤となる役割を担うパートナーとしてサービスを提供いたします。具体的には、リサーチャー設計者ヒューマンファクター専門家エンジニア規制関連エキスパート等の社内の豊富な人材から目的に合った機能横断的なチームを結成し、以下を明確にします。

  • 対応されていないユーザニーズやまだ解決がされていない要望など
  • 開発の機会と顧客に提供する価値
  • 市場の動向とその分析
  • トレンドレポート
  • 初期段階におけるアイデアの生成やその評価
  • リスクの可能性と規制遵守のためのロードマップ

ニーズ調査のプロセスとは、従来品との違いに注目し、変化を起こすステップで下記が含まれます。

  • 探究:ユーザエクスペリエンスへの影響を調査し、分析します。安全性、影響の範囲、実現の可能性やまだ対応されていないユーザニーズなどを含みます。
  • コンセプト化:設計における分散化の領域を確認し、成果物として実践的なコンセプトと漠然的なものの両方を幅広くとらえていきます。
  • 評価:コンセプトのスケッチやプロトタイプをターゲットユーザ等に提示し、感想や意見を収集します。
  • 集約:最も有望なコンセプトを選んで練り上げ、製品の開発や製品群の戦略立案のための出発点とします。
  • 検証:主なステークホルダーと共に磨き上げたコンセプトを多方面からレビューし、実現可能性を確認して方向性を合わせます。このレビューにより、意思決定のためにはさらにリサーチや開発が必要だと判断される場合もあります。設計のやり直しは悪いことではありません。改良の機会です。

Emergo by ULでは、中身を重視し、実績的なアプローチを進めていきます。つまり、機能面のニーズに対応し、ユーザの期待を上回るユーザエクスペリエンスを提供できるコンセプトを作成することを通じて、信頼いただけるパートナーとしてニーズ調査のプロセスをリードします。

これまでのプロジェクト例

今後の製品開発の方向性を定めるため、病院における医療用/外科用機器の遠隔測定技術の使用状況を数日間にわたり観察しました。

小さな子どもを持つ親に参加してもらい、小児用吸入器に求められる特徴を調査しました。

救急医療スタッフの行動観察や面談を実施し、患者用モニターや除細動器に求められる特徴を調査しました。

がんセンターの職場環境を検証し、医師、看護師、事務管理者、がん患者に面談を行い、システムレベルで患者ケアを改善する機会を探りました。

透析クリニックで臨床医と患者の観察や面談を実施し、在宅透析ソリューションに向けたビジョンを示しました。